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【保存版】後悔しない中古のノートPCを購入する際の七か条

最近はスマートフォンタブレットの普及により、パソコンの出番はめっきり無くなってしまったという人も増えてきましたが、スマートフォンの写真のバックアップや音楽の転送、複数の作業をこなす際に、パソコンはまだまだ個人的に不可欠な存在です。

 

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しかし、「パソコン必要なのはわかるけど、できるだけ安く済ませたい!」といった人も少なくないはずです。今回は、中古のノートPCを購入する際の七か条について紹介していきたいと思います。

 

中古のPCだけでなく、新品のPC選びにも参考になる項目も複数ございますので、参考にしていただけたらと存じます。

 

 

フリマでのパソコン購入は避けるべし!

 

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(1,2万で売っているようなスマホの方がよっぽどまともに動作するボロPCが多数存在する某メル〇リ)

 

スマートフォンでの中古品購入として、メル〇リやフ〇マといったフリマアプリは非常に身近な存在ですが、そういったフリマアプリでのパソコン購入は避けてください。というか、やめてください。

 

何故ならば...

 

・正規品かどうかわからないWindowsMicrosoft Officeがインストールされていることがある。(使うと違法)

 

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(お得そうに見えますが、これらのソフトは全て合わせると十数万クラスになり、3,4万円でこれら全ての正規品が入ったマシンは、メーカープリインストールソフトの場合を除きあり得ません)

 

・出品者のサポートがいい加減で、いざトラブルに遭遇してもまともに対応してくれないことがある。(上記のように違法インストールされたソフトが入っており、正常に使えなかった時等)

 

・10年ほど前の古いPCに無理やり最新のWindowsをインストールしているので、動作が非常に遅い。

 

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(爆速/高性能/超高速といった謳い文句が見受けられますが、このスペックでWindows 10を快適に動かすことは間違いなく不可能です。)

 

といった理由が挙げられます。

 

実店舗を構えているところであれば上記の3つに遭遇することが絶対無いとは言い切れませんが、フリマに出品されているPCと比較すると、独自の保証/サポートがある分、明らかにハズレを引く確率が低いです。

 

ストレージはHDD搭載のものではなく、SSDを搭載したマシンを選ぶべし!

 

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(向かって左がHDD,右がSSDです)
 
ストレージはOSや作成したファイル等を保存する記憶領域です。人間でいうと辞書の方がわかりやすいと思います。紙の辞書よりも、電子辞書の方が圧倒的に素早く調べたい単語を表示させることができますよね?そういった感じです。
 
酷い出品者は「大容量HDD 320GB!」といった具合に、HDDの容量ばかりをアピールしますが(しかも大抵大容量とは言えない容量)、PCを快適に必要な要件はHDDの容量が大きいかどうかではなく、HDDの代わりにSSDが採用されていることです。
 

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(これが"酷い出品者"の一例です)

 

 
 

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(SSDはHDDと違って駆動部分がないのが特徴)
 
SSDは同価格のHDDよりも容量が少ないので容量対価格でみると割高ですが、読み書き速度がHDDとは雲泥の差で高速であり、快適にPCを使おうと思ったらSSD搭載であるかどうかは絶対といっていいほど外せない条件です。
 
SSDに似た記憶領域としてeMMCがありますが、HDDと体感速度は殆ど変わらないので手を出さないようにしましょう。
 

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(eMMCのストレージをSSDだと偽る最低な出品者もいるので注意しましょう。)
 
SSDの容量は256GBあれば十分かと思われますが、予算に収まらなさそうであれば128GBでもいけると思います。
 

正規のWindows 10を搭載したマシンを選ぶべし!

企業や学校など、多くの場所でWindows 7を搭載したマシンが使われています。
 

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(このような壁紙/スタートメニューに見覚えのある方も多いのではないでしょうか?)

 

このWindows 7なのですが、サポートが2020/01/14で終了(記事執筆時点で1年半切っております)し、サポート終了以降はWindows Updateの配信がされなくなり、ウイルスの危険にさらされるリスクが高くなります。

 

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(https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057281/windows-7-support-will-end-on-january-14-2020)

 

せっかく買ったPCが1年半で使えなくなるPCを避けるためにも、Windows 10を搭載したマシンを選ぶようにしましょう。

 

ちなみに、最初の"フリマPC"での問題でも話題にあげた通り、正規の方法でWindows 10にアップグレードされたマシンと、不法な手段でアップグレードされたマシンが出回っております。

これを見分けるのはなかなか難しいのですが、楽に判別できる目安としましては「Windows 7以降のシールが貼られているかどうか」である程度判別することができます。

 

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(キーボードの左下/右下辺りに貼られていることが多いあのシールです。)

 

Windows 7以降のOSが搭載されているOSに関しては、Microsoft公式が無償Windows 10への対象に含まれておりますので、正規品が使われていることが多いです。

 

反対に、Windows Vista,XP等、Windows 7より前のOSはWindows 10無償アップグレードの対象外で、それらのマシンを10へアップグレードするのは2万円弱ほどのライセンス料を支払わないといけないため、そういったマシンであるにもかかわらず、2万円ほどで売られているマシンは"不法にアップグレードされたマシン"であることが多いです。

 

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(それぞれWindows XP,Vistaがインストールされている/いたマシンに貼られているシールです。)

 

あくまでもこのシールに関しては、数百円程度で入手することが可能なので、これで100%判別できるというわけではありませんが、わざわざシールを張り替えて販売する業者は殆ど見かけないので、恐らくこれで9割方判別することができます。

 

確実に「この機種は元々どんなOSを搭載していたのかチェックしたい!」といった場合は、「(型番) 仕様」と検索すると、プリインストールOSが何かを確認することが可能です。

 

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(例:dynabook R632のプリインストールOSを確認したい場合)

 

CPUは第3世代以降のCore i5以上を搭載したマシンを選ぶべし!

 

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 (CPUというのはこんな感じ。厳密に言うとこれはデスクトップ向け。)

 

CPUというのは人間でいうところの脳みそであり、このCPUの処理性能が高いか低いかで、YouTubeの動作再生がスムーズに行われたり、ウイルススキャンやWindows Updateなど、パソコンを使っていく上で不可欠な作業が快適に行えるかどうかが決まります。

 

第何世代のどういったCPUを積んでいるかは、型番を見ていただけると判別することができます。

例:

Core i5-3320M
型番の命名には規則があり、Core i[3/5/7] [4桁の数字][一字のアルファベット]といった具合でつけられています。
そして、このうち"4桁の数字"のうち、千の位にある数字で世代を判別することができます。この場合、千の位は「3」でありますので、3世代です。
 
基本的に、Core i5 or i7で3xxx以上の数字が記載されたCPUであれば、ネットサーフィン/資料作成程度でストレスを感じさせることはないでしょう。
モバイルノートPCに関しては、性能だけでなく電池持ちも重要になってきますので、省電力化が図られた4xxx以上(第4世代以降)のマシンを購入するのが賢明です。
(但し、あくまで中古PCなのでバッテリー持ち重視であれば電池交換できる機種を選択すべき)
 
Core i5/i7搭載!」としか書かれてないマシンは、大抵2世代以前の古い機種です。この辺になってくると性能面で厳しく、ファンの排気孔から吹き出す熱も激しいので買わないようにしましょう。
 

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(Core i5と大々的に謡っていますが初代です。論外です。)

 

RAMは8GB以上を搭載したマシンを選ぶべし!

RAMは人間でいうところの机の部分であり、容量が大きければ大きいほど作業効率が向上します。
 

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 (メモリというのはこんな感じ。厳密に言うとこれはデスクトップ向け。) 
 
当方の所持しているサブマシンであるRAM4GBのSurface 3はネットブラウジングにしか使用していませんが、殆ど余裕がない状態です。8GB以上のRAMを搭載したマシンを選ぶようにしましょう。
 

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決して「大容量2GB!」などと、全くもって大容量ではないマシンをあたかも余裕のあるように謳う出品者のマシンを購入してはいけません。
 

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 (これが低速HDDと狭小メモリ2GBを大容量だと謳う出品者です。)
 

ディスプレイは縦解像度が900以上(最低でも800)あるマシンを選ぶべし!

ディスプレイの解像度は高ければ高いほど文字や画像を繊細に表示するだけでなく、広い表示領域で作業することが可能になります。
 
比較対象として、安いor古いワイド液晶PCに利用されている1366*768(縦解像度800に満たない)と、高解像度液晶が売りのノートPCに利用されている1920*1080を比較してみましょう。
 

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(重ねてみた図。表示領域の狭い1366*768の方はサイトの表示が簡易的なものになります。) 
 
このように、解像度が広いとスクロールさせる回数が減ったり、複数の作業も効率よくこなすことができるので、動作面では問題ないものの、快適さを求めるには外したくない条件です。
 

WiFi(無線LAN)は5GHz対応したマシンを選ぶべし!

 

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スマホが普及し、観光客の増加に伴い、家でも外でもあちこちWiFiが飛び交う時代になりました。
そんな時代なので、2.4GHzにしか対応していない無線LAN子機を搭載したマシンでは、混雑していて通信速度が遅かったり、接続状態が不安定になることもあります。
 
5GHzに対応しているかどうかは、マシンの仕様に記載されているWiFiの項目の部分で判別することができます。
 
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
 
(販売店業者によっては、"IEEE 802"の部分が省略されている場合もあります。)
 
注目すべきは、a/acの部分で、どちらか一方の記載があれば、そのマシンに搭載されている無線LAN子機は5GHzに対応しているということになります。
 

まとめ

 いかがだったでしょうか?
これら7つの要素が全て含まれているマシンを購入すれば、重いゲームをするとかウイルスに感染したとかといったことがない限りサクサク快適に使えます。
 
全ての要素を満たすのが難しそうな場合であれば、先ほどの項目は優先順位の高い順に並べていますので、上部の項目複数個を満たしたマシンであれば、それでも十分快適に動作し、使えるマシンを手に入れられることができると思います。
 
ぜひPC選びの参考になっていただけたらと思います。